「生ゴミ 食いしん坊」は、堆肥です。
土壌菌は見えないが、60度〜65度の発酵温度で
生ゴミを分解し、資源にします!!失敗例からも学ぼう
驚きの筍の皮。
@ 5月1日夫の友人から筍を頂き、その皮を 5月2日の朝に食いしん坊に入れて見た。
A 5月4日その友人に一緒に見てもらう為、食いしん坊を開いたら、糸状菌が発酵。
B 5月7日食いしん坊を見せて欲しいとわたしの友人が見えたので、再度見るとぼろぼろ
A
B
@
C
D
E
テスト色々
C 落ち葉を湿らせて食いしん坊の中へ
D ぼろぼろになった食いしん坊が乾いてきたら、ジョウロで水をかけたり、米の
とぎ汁で、湿り気を与えてやる。
E 実験隊の仲間が、納豆菌がいるわらを回りにかけると発酵温度が上がり易い
というのでやってみた。ハウス以外で発酵させる条件としても良好。
ただ、わらが絡まって天地返しに邪魔になる。
※ あちこちで見かけるコンポスターを使って、食いしん坊を混ぜてみたら、
ハエも来なくなって嫌な臭いも無くなったと言う報告もある。
※ 「生ゴミ 食いしん坊」を増やすには、育て方色々ですが、一般に使う堆肥を
混ぜて増やすことが出来、元気になることも分かりました。
7
F 頂いた鯛の骨も5日でOK。
火を通した物は、発酵が早いが、貝や卵の
殻はなかなか分解しない。
でも骨や煮物の残り、お菓子、天ぷらの
廃油は食いしん坊の好物。
← ハウス内でレタスや白菜、トマト、ささげ、
ナス、キャベツを少しずつ育てている。
これらの根元に食いしん坊を置いてやるだけで
本当に元気な状態になるから不思議。
土壌菌が住み易い環境を、食いしん坊は作ってくれる。
←レタスは食べごろ。
レタスは20粒位を順次蒔いて、次の準備中。
左上の中2通りが、白菜。
手前はキャベツ。
← 白菜が巻き始め、キャベツが元気になってきました。
ハウス栽培の嬉しい事は、虫が付きにくい。
G 台所を預かるものとして一番嬉しい現象は,
三角コーナーが必要なくなり、排水溝へつ
ながる流しの中がさっぱりし、ぬめりや臭い
が取れたこと。
← 今まで、畑に入れる堆肥は、一年かけて発酵させた
ものを使っていました。
ハウスの外では、今までと同じように堆肥場を作って、わらや落ち葉、土手草、畑の草などを積み込んでいます。
今までと違うところは、時々「生ゴミ 食いしん坊」
と米ぬか等を積むたびに間にまぶしています。
こちらも、発酵が以前より早く進んでいます。
生ゴミを入れないので、ハエも来ないし臭いもしない
状態です。以前はビニールをかけてハエの発生を防いで
いましたが、今は、このままです。
実験・工夫・質問・いろいろ
◇ 夏場は意外と難しい・・「生ゴミ 食いしん坊」の育て方。
おすそ分けした方で、成功例は、こまめに天地返しや別の堆肥を入れて、量を増やし
循環させています。{周りの乾いた「生ゴミ 食いしん坊」を繰り返し台所で使う}
・・・「最初なかなか温度が上がってこなかったので、失敗したかなと思っていたら、10日間
くらいで40度になったからと、メールがありました。
・・・6月18日 温度が上がったから見に来て!!・・の連絡を頂きました。
「コンポスターの中で2週間目、天ぷらの廃油やお菓子の残り、色々上げたら元気!
かき混ぜたら湯気が上がって、白くなって、熱くなって!これからが楽しみ!・・・
「糠漬けの要領で,育てればうまくいくよ。」と、教えてくれました。
* 失敗例は、家族の人数が多くて「生ゴミ 食いしん坊」の量が不足している。
* 最初温度が上がったが、後上がってこない・・天地返しと生ゴミが不足?
・・低温発酵もあるので、最初は気長に育ててね。
* コンポスターで実験。留守にしていたら腐敗した臭いが出てきた
・・「生ゴミ 食いしん坊」を足してかき混ぜると腐敗したゴミもOK 。
* コンポスターの底や蓋から空気を入るようにしてなかった
・・好気性菌なので、空気が大好き
* 最近、メロンやスイカなどの皮が増えたら、ショウジョウバエがでるようになった
・・これからの課題。
果物のにおいが強いので家でも同じ状況。早めに循環させている。
* 乾燥した時の水分のやり方が判りにくい・・手で握ってもぼろぼろ位。
べとべとにならない位。
* 最初は温度が上がってこないので、失敗したと思っていたら、2週間くらいで40度
になってきた。気長に付き合うことなんですね・・・と報告頂きました。
* 外に出した時にカラスに狙われ、散らかされてしまい休止しています。
・・・コンポスターを使うか、見えないような工夫が必要かと思う・・
◇ 「生ゴミ 食いしん坊」の中には、元気な糸状菌、納豆菌、酵母菌など数多くの
土壌菌が暮らしています。
目に見えないので、説明が難しいのですが、今までの実験で発酵すると60度から65度
にもなるので、良い土壌菌がいることが判ります。このことは新しいことではなく先人たちが
暮らしの中で当たり前に家畜の糞尿を発酵させて堆肥や苗の温床に利用して来ました。
最初は、種菌の「生ゴミ 食いしん坊」に生ゴミを混ぜ、米ぬかや一般の牛ふんや鶏糞
などの堆肥を足して増やし、自分の家の生ゴミが充分入るくらいの量が必要。
後は、
生ゴミ(有機質)なら何でもOK。資源になると思うと、賞味期限が切れた食品や使うに使え
ないでいた保存品(お茶 、コーヒー、駄菓子、牛乳、天ぷら油の廃油、乾物、ジュース等々)
の整理が出来てすっきりします。
食べる物があると「生ゴミ 食いしん坊」は活性化する。
乾燥した「生ゴミ 食いしん坊」が発酵を始めるには、生ゴミに含まれる水分も必要。発酵が
進むとぼろぼろ状態になる。
期間は、最初は1ヶ月を目安に育てます。
循環できる量が家庭によって違いますので、一般の堆肥を混ぜて増量する。
これからの夏場はスイカやメロン、野菜の屑が沢山出ます。
・・・甘みがあって水分があるものは大好物なので、育てるのが楽しみ・・・
この時期の実験は初めてですので、一緒に実験してみませんか。
◇ 生ゴミを入れて混ぜる時にも、各家庭の出る量が違うので、増量する必要が
あります。
カスピ海のヨーグルトが広がった環境は?・・・同様に考えて増量できる。
生ゴミ(水分約70%・・発酵時の熱で蒸発)だけでは、量はなかなか増えない。
米ぬか、落ち葉、わら、酪農家の堆肥・・・など足して実験・工夫してください。
◇ 置き場所色々・・・コンポスターを使用できる。
ビニールハウスがあれば、条件は最適。
畑の隅もOK・・・大雨などでいい菌が逃げないように工夫。
(雨の時などに雨よけ・・実験してみてください。)
◇ 嬉しい状況 ・・・発酵温度が60度から65度にもなる。自然の営みに感激。
ハエが来ない。
流しの中がすっきり。
臭わない
土に返せる。(土壌改良剤として)
植物が元気になる。根の張り方が元気。
生ゴミが資源になる。
可燃物を減らせる・・・環境対策・・・無駄に税金を使わない
各家庭で小さな循環が出来る。
堆肥を作った経験が役に立ち、毎日発見があります。
わくわく、ドキドキ、「生ゴミ 食いしん坊」を育てています
◇ 住宅街の家庭・・今後どうしたら循環型が出来るか研究が必要
・・アイデア募集中
◇ 「生ゴミ 食いしん坊」の育て方色々、各家庭によって生ゴミや堆肥の入れ方
で変わって来ますが、それぞれが自前で安全安心の「生ゴミ 食いしん坊」を
育てられる。


